ウエノアキヒロ
1996年頃、大阪在住時にクラブカルチャーに出会い、Minimal Techno.Hard Technoに傾倒、DJを始める。
HardHOuse~Technoを軸としたParty「Club smile」のレジデントDJとして活動。
ジャンルに拘らないクロスオーバーなパーティコンセプトでの活動は大きな経験となり、後のプレイスタイルにも大きく影響される。
2006年、地元山口県に戻りDJも継続。
2011年より1年間、CLUB BLASTのレジデントDJとして「HOUSETASTE」「DE★CULTURE!」を主宰。
現在は山口県を拠点としたアニソンクラブイベント「animazione! 山口」のレジデントDJ。
HOUSEやアニソンREMIXを主軸としたプレイスタイルでサブカル系クラブイベント等で活動中。
VOCALOID meets Club Music!!!
all time top5
Mijk's Magic Marblebox /Gamer's Night (1998)
Jeff Mills / Changes of life (1992)
Todd Terry / Keep On Jumpin' (1996)
Hott22 feat Bonnie Bailey / No Promises (2008)
電気GROOVE / 虹 (1995)
2014年8月某日 PM9:00
ウエノアキヒロ宅でのインタビュー
むいち
DJを始めたきっかけは？経歴を教えて下さい。
ウエノアキヒロ
山口から高校を卒業して大阪の専門学校に入学したんです、
大阪芸術大学付属の大阪美術専門学校っていう所なんですが
クラブカルチャーっていうのは初めてそこで知ったんですよ。
18歳くらいかな、友達に誘われて一緒に行ったんですテクノイベントだったかな?
電気グルーブが好きでその流れで、遊びに行ってる内に自分でもやりたいなって思うようになったのかな。
半年、一年くらい遊びに通いながら機材を買い始めました。
むいち
クラブに遊びに行きだしてどんな感じで楽しんでました？壁にもたれる系でした？
ウエノアキヒロ
いや、踊ってたよ(笑)
学生だから一気に買えなかったんですよね、だからターンテーブルも一台づつ。
むいち
アナログですよね
ウエノアキヒロ
そうそう、その当時はアナログしか無かったんですよね、全部レコード。
タンテも最初は一台しか無かったからただ聞くだけっていう(笑)
5〜6万くらいだったかな当時、でもミキサーは一番はじめに買ったのはジャンク屋1万もしない奴でしたよ。
むいち
ベリンガーとかないですもんね(笑)
ウエノアキヒロ
ベスタックス1強だったかな
半年くらいでフルセット揃えたんですね。
当時TSUTAYAでバイトしてたんですけど、揃えたいのはレコードだから
レコード屋によく通ってましたね。
むいち
イベントデビューはどれくらいで？
ウエノアキヒロ
しばらく家でひたすらに練習してましたね、運良く友達がDJに興味あるひとが2〜3人居たのでじゃぁ皆でやろうかって。
仲間内で内輪的に小さい箱借りてサークル的なノリでしたね。
それを何回かやってるうちに、既にイベントをやってるオーガナイザーの人に見てもらったりして声を掛けてもらったイベントが
「クラブスマイル」っていうイベントです。
これはプロフィールにも書いてるかな。
このイベントは色んなジャンルで、当時ハードハウスとかハッピーハードコアとかですかね、自分はハードハウスとかでしたけど。
1つのイベントで色んな音が聞けるイベントでした。
むいち
この時点でDJを初めて4年位です？
ウエノアキヒロ
そうだね、で2006年に山口に帰ってきたんですね。
むいち
2011年からブラスト(現bijin-cafe)のHOUSETASTEのレジデントですけども、その間は？
ウエノアキヒロ
その間も、一時期今はなき湯田のアロウズっていう箱とか宇部のブラックダイアモンドだったりBBBだったりでやったりしてましたね
その時は、イベントを立ち上げて仲間内でビビッドっていうイベントを。
それが、無くなってしばらく自宅でオタクDJをやってました。
むいち
2006年と2011年の間にアニソンDJを始めたんですね。
ウエノアキヒロ
そう、そのときにmixiで毎月1回MIX録ってUPしてたんです。
むいち
あ！それが僕が聞いてたTumblrのHOUSETASTEですね。【http://housetaste.tumblr.com/】
ウエノアキヒロ
そうそう、その頃はお互い会っても無かったけどね。
むいち
「DE★CULTURE!」っていうイベントをしたのが
ウエノアキヒロ
2012年か、2回やったんです。
当時、HOUSEでDJしてたんですけど。
アニクラに関わるっていうのが、UstreamのMOGRAを見てからかな。
こんなジャンルがあるのかと。
むいち
MOGRAのUSTを見て、「DE★CULTURE!」をやろうと？
ウエノアキヒロ
ほんと、きっかけはそうですね。
むいち
「DE★CULTURE!」をやるまでは、外でアニソンだったりボカロだったりやることは無かったんです？
ウエノアキヒロ
なかったですね、ツテも知り合いも居なかったんですけど、たまたまお店でアニソン好きっていう子とか居たんで声かけて一緒にやろうかと。
むいち
で、僕が2012年の後半位に「animazione! 山口」を企画してる時にネットでその存在を知ったんですよね。
ウエノアキヒロ
そうそう、だから全然違うところで山口でアニソンのクラブイベントを始めようとしてたんですよね。
むいち
お互いMOGRAのUSTを見たことがきっかけだったという…僕はその後広島でアニクラがあるって知って先に広島に遊びに行くようになったんですけど、いざアニマを始めようとするときに一番最初に声を掛けて会ったのがウエノさんだったという。
ウエノアキヒロ
新山口のガストで
むいち
今まで、活動してて苦労したこととかあります？
ウエノアキヒロ
多分色々あったとは思うけど、あんまり覚えてないよね(笑)
むいち
出演者も含め人を集めるってのがありますよね
ウエノアキヒロ
文化も流れもないからね、まあでも「DE★CULTURE!」の場合はメンツがまあまあいるからじゃぁやろうか。っていう感じ。
その時は5人？かな、オタクはオタクでもプレイスタイルは別々かな。原曲ハレ晴レユカイだったりユーロビートとか流行ってたしね。
いや、苦労したの。
「クラブスマイル」に入った時違う人がオーガナイザーしてたんだけど、その人が抜けて名前は継続するからってオーガナイザーを引き継いだのかな。
やってたけど、まぁ向いてない(笑)大変だね。
DJがオーガナイザーするってこんなに大変なのかって。
むいち
楽しかった所は？毎回楽しいとは思いますけど、思い出深かった所とか。
ウエノアキヒロ
まぁそれはもうやってて楽しいし…
ジョン・ロビンソン
ジュリアナ東京で喋ってた人(笑)
むいち
と一緒にプレイできた！
ウエノアキヒロ
そう、あんまりこの人と共演したって書きたくないんだよね。そういう売り方みたなのはちょっと(笑)
むいち
プレイをするときに大切にしてることあります？
ウエノアキヒロ
大切ってなんだろ、気を付けてること。
そう、酔っ払わないこと。
あれねぇ、グダグダになってる人何人も見たことあって…
プレイやめたらいいのにやるしね(笑)
むいち
わかる。
ウエノアキヒロ
あと、なんだろ。
広く浅くじゃないけど皆知ってる曲を極力流すようにしてるかな。
たとえアンセムマンと呼ばれようと(笑)
座ってる人も立って踊ってほしいきっかけになるような曲を結構選んでる。
むいち
プレイスタイルとしては
ウエノアキヒロ
基本四つ打ち、むしろそれしか出来ないよね。
むいち
これから向いて行きたい方向とかあります？どこをもっと知りたいとか仲良くなりたいとか。あんまりそういったイメージないですけども。
ウエノアキヒロ
そこねぇ、あんまり踏み込まないよね。そこがダメな所かも―
むいち
そこが、ある意味当事者達がプロモーションして見せようとしてるモノを素直に見てるのかなとは思ったりしますよ。
ウエノアキヒロ
いやでも、もっと他の人と深く仲良くなりたいんだけど、コミュ障だよね(笑)
むいち
家庭をもって子供産まれましたよね。
ウエノアキヒロ
家庭。家庭大事だね。
っていうかそうならざるを得ないという。
7ヶ月のハルヒ君。
といった事もありますが、やれる限りは声がかかる限りはやっていきたいかなと。
むいち
最後ですけども、dig the ウエノアキヒロ。何か最後に言いたいこととかあれば。
ウエノアキヒロ
これ、取れ高大丈夫なの(笑)
これからもウエノアキヒロよろしくお願いします。
Interview/text/photo:むいち
